◆トイレの漏水?修理屋さんを呼ぶ前に◆
今回のテーマはトイレのトラブル、中でも流水が止まらない状況−いわゆる
『漏水』 にスポットを当てたお話をしようと思います。
漏水を放っておくと、どのくらいの損害が発生するかご存知でしょうか?
東京
都水道局の目安によれば、洋式トイレの便器で箸の先程度のチョロチョロ漏水でも
1ヵ月間放置すると 、上下水道代にして7,400円(約20立方m)!
さら
に、貯留水が多いタイプの洋式トイレで便器内の水面がわずかに動いている状態(水
面下では意外な勢い)を放置すると、1ヵ月の上下水道代にして72,400円(
約150立方m)というから驚きです。
とはいえ、修理屋さんを呼ぶ費用もなかなか馬鹿にならず、何とか自力解決をし
たいものです。
実は、タンクの構造は意外とシンプルなので、少し調整すれば簡単
に直ってしまう事も少なくありません。
漏水がある場合、フロートバルブの開閉トラブルや、浮玉の不具合によるオー
バーフロー管からの流水が考えられます。
漏水量別に症状と対処法を分けてみま
す。
◎多量の水が流れている場合
(1)レバー鎖が引っ掛かり、フロートバルブが下がらない→引っ掛かっている所を外す。
(2)フロートバルブや浮玉が外れた→フロートバルブや浮玉をはめる。
◎少量の水が流れている場合
(1)浮玉が上がり過ぎている → 浮玉を支える棒を少し下に曲げる 。
(2)フロートバルブやボールタップ内のゴムパッキンがすり減った → 古い物は新品と交換する(ホームセンター等に販売を確認)。
タンクは、蓋を開けて覗いてみても故障が悪化するようなものではありません。
故障かなと思ったら、修理屋さんを呼ぶ前に一度覗いてみてはいかがでしょうか。
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